マンガで分かるネット・スマホ依存症治療
「ヤバいと思うなら、それは正しい。」
ネットやスマホのやりすぎで「ヤバい」と思うのなら、その予感は正しいとお考えください。
依存かどうかの大きな見極めは「ヤバい」と思うかどうか。その点です。
自分で
「これちょっといけないんじゃないか…?」
「良くないんじゃないか…?」
と思うのなら、何よりその直感を大事にしてください。
実際は、それ以上にヤバいことも大半です。
ある意味、直感的なSOSのようなものなので、その場合は、「やめる」「減らす」方向に気持ちを持っていくべきです。
もちろんですが、あまりに重度になると、「ヤバい」とすら感じないこともあります。
ですので「ヤバいと感じないから大丈夫」ではありません。そこらへんはご注意ください。
重要なのは、「少しでも危険と感じたら、早めに対処法を考える」ということです。
「一病息災」という言葉もあります。
一回病気になることで、健康に気をつけるため、かえって健康に生きられるという意味です。
これは依存でも人生全般でも同じ。
ちょっとした失敗などは、成功のためのチャンスだと考えて、前向きに生きましょう。
(つづく)
こちらのWEBでは、ネット・スマホ依存症編を掲載させていただいてます。
一部のみの掲載となりますので、全部を読みたい方はぜひ単行本を!
ちなみにあらすじとして、ゲーム世界にハマりこんだあすなたちを、療が救い出すためにゲーム世界に入り込むというドラマチックなストーリーです。たぶん。何にせよぜひ。
【解説】依存してるあなたは、本当のあなたではありません。
「いや、俺は違う!」
「私は本当の私で、ちゃんと自分の意志で楽しんでる!」
そんな風に思う人も多いかもしれません。
しかし、依存にハマりこんでしまうと、自分の姿を客観的に見られなくなってしまうのも事実です。
目隠しをしたまま長いあいだ過ごした場合
「世界は暗闇だ。これが普通なんだ」
と思ってしまいます。
実際、ゆうメンタルクリニックに来院された患者さんで、依存から抜けた方はたくさんいます。
その多くの人が、
「依存していたときは、それだけが楽しみだと思っていた。今は信じられない」
「依存をやめるまで、他の喜びがあることを忘れていた」
と述べています。
今までのマンガを読まれて、
「自分は大丈夫! 心から楽しんでいる!」
「まったくやめる必要ない! 自分の生きがいだから!」
と思うのなら、もちろんそれは一つの答えです。何を強制するものではありません。
しかし
「ヤバいかも…?」
「ちょっと、やめてみようかな…?」
と思うのなら、ぜひぜひ! その道を進んでみてください。心から応援します。
「試しに」で構いません。
ほんのちょっとが、あなたのこれからを大きく変えていくかもしれません…!
ゆうメンタルクリニック各院では、「依存症治療外来」も行っております。お気軽にご連絡いただければ幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。