【マンガ】で分かる依存症治療
「依存者の世話を焼いたらダメ!」
依存している人の世話を焼いたらダメです。
誰でもついつい、依存している人の世話を焼きたくなってしまいます。
でもそれは地獄へ一直線。
本人は「あぁ、これで依存してても大丈夫」と思って、どんどんハマりこんでしまいます。
実際、依存者の周囲には、必ず「イネーブラー」がいます。
家族は「困った困った、あの人の依存をやめてほしい!そのためなら何でもするのに…!」と言いながら、
実は「かえって依存を続ける手助けをしている」ということが多々あります。
自分自身、そういうご家族を診察でたくさん見てきました。
とりあえず「自分は、あの人の世話をしていないか?」「あの人が起こしたダメなことの後始末をつけていないか?」ということを考えてみることです。
これは何かの犯罪でも実は同じ。
誰かが犯罪を起こしたときに、親などが被害者に和解金などを払って、事件を解決してあげる…なんて話はよく聞きます。
しかしこれ、あまりいいことではありません。本人は「あぁ、何かしても、こうやって解決できるんだ」と学習してしまいます。
本人の悪い面は、きちんと本人にその責任を取らせた方がいいのです。
何かあったときは(ないに越したことはないですが)、覚えておくといいかもしれません。
ゆうメンタルクリニック各院では、「依存症治療外来」も行っております。お気軽にご連絡いただければ幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。