【マンガ】で分かる依存症治療
「『酒の味はおいしい』は錯覚!」
「酒の味はおいしい」「タバコの味はおいしい」は錯覚です。
味覚が鈍くなったため、またドーパミンの快感に覆い隠されて、そのように感じてしまっているだけなのです。
ちなみにやや話はそれますが。
「ワインの値段を隠して多くの人に試飲させたところ、その味の区別がつく人はほとんどいなかった」という実験もあります。
くわえて安いワインを「これは高いワイン」と伝え、また高いワインを「これは安いワイン」と伝えてから飲ませたところ、
安いワインを「おいしい」、高いワインを「まずい」と判断したそうです。
人間の味覚は決して絶対的なものではなく、イメージによって大きく左右されるのですね。
また高級なウィスキーなども、酒であることによってありがたみがアップしますが、
「アルコール分をまったく抜いて、味だけまったく同じにしたノンアルコールドリンク」を作ったとした場合…。
果たして人々は、そのウィスキー味のノンアルコールドリンクを飲むでしょうか。
たぶん大半の人は飲まないのではないかと考えます。
結局「ドーパミン」ありきで、その依存ゆえに「味もおいしい!」「味が好きなんだ!」と思い込んでしまっているだけなのです。
ゆうメンタルクリニック各院では、「依存症治療外来」も行っております。お気軽にご連絡いただければ幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。